柏レイソルは敵地で元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン擁する傑志(香港)と対戦。後半ロスタイムに痛恨の失点を喫して0-1で敗れた。

 前半15分にDF亀川諒史が自陣ゴール前で相手FWアレックスと交錯して倒れ、これが相手の足をかけたとみなされ1発レッドカードで退場。早々に10人での戦いを強いられると、すぐさまFW山崎亮平に代えてDF小池龍太を投入した。1人少ない状況ながら前半からボール保持率で相手を上回り、38分にはFW瀬川祐輔がドリブルで2人をかわしてシュートを放つなど、チャンスも多く作った。

 ここまで3戦全敗の最下位相手に負けられない柏は後半に入っても攻め続ける。同20分にFWクリスティアーノを投入してギアを上げると、25分にはGKが飛び出した無人のゴールに、ボールを持ったFWハモン・ロペスがシュートを放つ。これは惜しくもDFに阻まれ、勝ち越しとはならなかった。

 29分にはFW伊東純也も投入。圧倒的にボールを支配するも得点を奪えないまま時計の針だけが進む。すると迎えた後半47分、右サイドでドリブルを仕掛けた相手FW鄭展龍に左足でミドルシュートを打たれると、これがサイドネットに突き刺さり、痛恨の決勝点を献上した。

 MF大谷秀和は「もちろん11人の方がいいですが、10人になっても1人足りない分、みんなで走ろうと言っていた。チャンスもつくってましたし、決めきれずに最後までいってしまったのは残念な結果です。現地で応援してくれた人に申し訳ない」と肩を落とした。

 これで1勝1分け2敗となった柏は残り2試合で勝ち点4の3位。3連勝でグループ首位を走っていた全北現代が2位天津健権に競り負け、天津が勝ち点7の2位となっただけに、痛い敗戦となった。次節は来月4日にホームで全北現代と対戦する。