昨年9月末に右膝前十字靱帯(じんたい)損傷の重傷を負った川崎フロンターレのMF斎藤学(27)が22日、神奈川・川崎市内でチームの全体練習に合流し、復帰への第1歩を踏み出した。ゲーム形式の練習では、スライディングタックルや激しい球際でのプレーもしっかりこなし、フルメニューを消化。斎藤は「やっと合流したという感じ。膝は大丈夫。サッカーができたことの喜びの方がでかい」と振り返った。

 当初の診断は全治8カ月だったが、手術から5カ月でのスピード復帰。次の目標は近日中の練習試合への出場で「再発だけは避けないと。復帰の楽しさをずっと持ち続けてプレーの質を上げていけば」と意気込んだ。