清水エスパルスのケガ人が、続々と復帰した。3日間のオフをはさんで22日、清水三保グラウンドで練習を再開。離脱していたMF白崎凌兵(24)が完全合流し、MF石毛秀樹(23)DF飯田貴敬(23)DF清水航平(28)MF水谷拓磨(21)が部分合流した。

 左股関節付近を痛めていた白崎は、フルメニューをこなした。11対11の戦術練習では2トップの一角でプレー。DFを背負いながら足元でボールをキープし、反転してゴールも決めた。25日に予定している湘南ベルマーレとの練習試合出場を目指し、オフ中も自主練習で追い込んでいたという。「全部の練習に入れたことは良かった。チームの力になれるように、コンディションを上げていきます」。

 リーグ2戦で先発し、右足首を痛めていた石毛も「もう1度チームに勢いを与えられるように、いい状態に持っていきたい」と言った。目指すは、31日の次節ホーム横浜F・マリノス戦出場だ。ヤン・ヨンソン監督(57)は「(ケガ人が)戻ってくることで、競争ができる。好ましいこと」と笑顔で言った。リーグ開幕から4戦無敗で3位。好調なチームに、さらに追い風が吹いている。【保坂恭子】