ベガルタ仙台のMF野津田岳人(23)が31日のホームV・ファーレン長崎戦での今季初ゴールへ向けFKに磨きをかけた。23日、仙台市紫山サッカー場でミニゲーム中心のメニューをこなしたあと、居残りでFK練習を敢行。前節清水戦の後半に、ゴール中央30メートル付近から放ったFKがクロスバーを直撃。さらに精度を高め、幻となったスーパーゴールを次節ユアスタでたたき込む。

 左足でこすり上げられたボールが弧を描きながらゴールをかすめる。今季から取り組み始めたカーブする軌道で約10分、黙々と左足を振り切り、前節でつかみかけた感触を確かめた。

 野津田 清水戦のFKは外れてしまったけど、いい感触がつかめたので自信になった。縦回転で落ちる軌道は練習はしてきているので。紙一重でふかしてしまう部分もあるが、高確率で出せるようにしたい。

 公式戦6戦負けなしと好調なチームを下支えしている。清水戦ではトラッキングデータの総走行距離で両チームトップとなる12・85キロをマークするなど、豊富な運動量で攻守で貢献した。今度は左足の一振りで勝ち点3をたぐり寄せてみせる。