ガンバ大阪レビークルピ監督(65)が大阪ダービーで教え子たちを警戒した。20日は大阪・吹田市内で21日のホーム・セレッソ大阪戦に向けて非公開練習を実施。サポーターも駆けつけ、練習場には横断幕が張られた。

 かつてC大阪で指揮を執っていたブラジル人監督にとっては初めての古巣との一戦。「正直心地いい状態、というものではない。でもプロとして対戦しなければいけない。ブラジルでも何度も古巣とのダービーを戦ってきた。100%結果が求められる試合になる」。

 FW柿谷や杉本、MF清武、山口ら育ててきた教え子たちとの対戦には「試合前はハグをするけど、試合の中ではミスばっかりして欲しいし、シュートを外して欲しい(笑い)」と冗談交じりに再会を心待ちにした。特に杉本を警戒。昨季はホームとアウェーで計3点を奪われた。指揮官は「経験を積んでいる。セレッソにとって重要な選手」と分析した。

 チームはここまで1勝1分け6敗で最下位に沈む。それでも、大阪ダービーは絶対に負けられない。4連勝中で3位の宿敵相手に勝利を目指す。