ガンバ大阪の日本代表GK東口順昭(31)が、右ほおを骨折し、ワールドカップ出場が危うくなった。前半11分、相手GKのクリアボールをDF三浦と競り合った際、三浦の頭が右ほおに入った。倒れ込んだが笛が鳴らなかったため、プレーを続け、同12分には、相手のヘディングシュートをスーパーセーブ。だが、チーム医師の判断で同16分に途中交代した。

 ピッチを去った後は病院へ直行し、そのまま入院。山内社長は「右ほおを骨折しているようだ」と言い、クルピ監督は「ドクターの話では目の下を骨折している可能性があるという」と明かした。

 今後、患部の腫れが治まるのを待って、さらに詳細な検査を受ける予定。山内社長は「完治まで1カ月ぐらいはかかるかもしれない」と心配そうに話した。5月31日に発表されるW杯本大会メンバー選考前に、痛い離脱となった。