スペイン1部バルセロナを退団したスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)が24日、J1ヴィッセル神戸に完全移籍した。同日、都内で行われた会見で発表された。

 イニエスタは「アンドレス、カムイン」と言われて入場すると、楽天の三木谷浩史会長兼社長(53)と抱き合った。契約書にサインすると「コンニチワ・イニエスタデス」と日本語であいさつ。「特別な日…私のキャリアにおいて、重要なチャレンジ。我々は、このプロジェクトの中で、もう1歩前進したい。このクラブ、Jリーグがアジアに広まるよう協力したい。素晴らしい、私の大好きな国に来られてうれしい。私の家族も私も日本の文化に早く慣れたい」とあいさつした。

 日本のサッカーについて聞かれると「自分は日本のサッカー、選手をリスペクトしている。技術が高く、とても考えてプレーし、コンビネーションも使う。Jリーグ、日本代表もよく知っていてレベルが高い。自分のチームを助けるために日本に来た。日本サッカーの発展を祈っています」と語った。

 三木谷会長は「イニエスタという一滴が、現役の世界のトップ選手ががJリーグでプレーしたいというトレンドになって欲しい」と期待した。【村上幸将】