Jクロス王のベガルタ仙台MF蜂須賀孝治(28)がリーグ戦残り8戦でゴール量産に挑む。19日、仙台市紫山サッカー場でチーム練習を終えた蜂須賀はGK関憲太郎(32)と居残りシュート練習を敢行。右サイドから切り返しての左足シュートを枠内にとらえ続けた。今季ここまでリーグ戦4ゴール5アシストと好調。14日の時点でオープンプレーからのクロス数(108)とクロス成功数(26)がリーグ最多をマーク。成功率は70本以上を記録した選手の中でリーグトップの24・1%。右足クロスと見せかけて一転、左足でゴールを仕留める。

練習を終えた蜂須賀は「逆サイドからボールが流れペナ角付近でシュートする場面が多くなった。クロスをふさがれたらどうするか。中にカットインしてシュートを打てれば」と狙いを語った。仙台は今季ペナルティーエリア外からのゴールがない唯一のチーム。「まだまだ精度にむらがある。自然にシュートを打てるようにもっともっと練習で打ち込みたい」。22日のアウェーV・ファーレン長崎戦で5ゴール目を狙いにいく。【下田雄一】