ガンバ大阪MF倉田秋(29)が決勝点を演出した。1点リードの前半26分、左サイドから攻め上がり、相手DFの厳しいマークにあって体勢を崩しかけたが、持ちこたえて突破。中央のFWファン・ウィジョにピンポイントのパスを出し、ファンが今季11点目で追加点を挙げた。

前節神戸戦も1ゴール1アシストの活躍だった背番号10は、演出した場面を「倒れるより進んでいった方がいいかなと思った。(ファンとの)いいホットラインができてきた」と、振り返り、手応えをつかんだようだった。それでも「調子の良いときにゴールを決めないと。前半のいい時間帯に1、2点決まっていたら良かった」と反省も忘れなかった。

チームは2年ぶりの3連勝。暫定ながら自動降格圏の17位から4カ月半ぶりに残留圏に浮上した。