日本プロサッカー選手会は13日、千葉市のフクダ電子アリーナでJリーグのクラブから戦力外通告を受けた選手などを対象としたトライアウトを開催した。

ガンバ大阪MF森勇人(23)が、紅白戦でスルーパスでアシストするなど持ち味を発揮した。名古屋グランパスの下部組織、名古屋、G大阪を経て今季は重にG大阪U-23でプレー。23歳での契約満了で、プロの厳しさに直面したが「これで終わりではないと思っている。だからこそ、まだ現役で第一戦でプレーしたい。ポジティブに考えています」と前向きだ。名古屋、G大阪で鍛えられた技術と視野の広さは折り紙付きで、アシストの場面についても「狙っていた通り」と手ごたえを口にした。

弟は甲府MF森晃太(21)。兄弟そろってプロ入りに「両親に感謝です。2人とも名古屋の下部組織だった。教えてくださったコーチの方に感謝です」と話す。「所属チームで活躍することがサッカー選手として一番大事。次、獲得してくれるクラブがあるなら、自分のプレーを出したい」と意欲を見せた。