<プレナスなでしこリーグ:伊賀2-4INAC神戸>◇第13節◇5日◇瑞穂公園ラグビー場

 INAC神戸が伊賀に逆転勝ちし、勝ち点を36に伸ばし、リーグ3連覇に王手をかけた。

 前半13分、MF澤が相手選手を倒して与えたFKを伊賀MF堤に直接決められ、先制点を許すと、同14分にも右サイドを崩され、2点目を献上した。

 だがそこからINAC神戸の反撃が始まった。同35分、CKからDF三宅史織(17)が右足ボレーで1点を返すと、同43分には相手GKからのパスをカットしたFW川澄奈穂美(28)が角度のない位置から冷静に決めて同点。後半5分にはMF中島依美(23)のシュートを相手GKが弾いたこぼれ球をMF南山千明(27)が押し込んで勝ち越すと、同16分にはFW川澄からパスを受けたFWゴーベルヤネズ(25)が4点目を奪い、試合を決めた。

 主将FW川澄は「先週の負けを引きずっていたわけではないが、難しい試合にしてしまったのは自分たち。0-2で終わるわけにはいかなかった」。次節13日の仙台戦(ノエスタ)で勝てばリーグ優勝が決まるだけに「自力での優勝がかかっているのでホームで決めたい」と、地元Vを誓った。