右足骨折の全治6カ月で今季絶望の東京FWルーカス(34)が、夢を見た。今季限りの現役引退を決め、最後の大会として臨むつもりだった天皇杯準決勝広島戦(29日、国立)に出場できず、28日の前日練習には応援に駆けつけた。

 最後のプレーを心の底から望んでいるルーカスは「夢の中で、ドクターに足をみてもらったら『注射をすれば1月1日(天皇杯決勝)にプレーできる』って言われて喜んでいたんだけど、起きて現実に引き戻された」と明かした。この日の練習後、最後のファンとのふれあいには、約400人が駆けつけ笑顔でお別れ。決勝まで時間はわずかだが、果たして正夢になるのか?