磐田DF宮崎智彦(25)がジュビロデビューに気持ちを高ぶらせた。19日、ナビスコ杯開幕のC大阪戦に向けて、ヤマハスタジアムで完全非公開練習を行った。宮崎は2日の練習中に左大腿(だいたい)筋を負傷し全治2週間と診断されたが、順調に回復。この日は、フルメニューを消化し「早く試合に出たいという気持ちが回復を早めてくれたと思う。コンディションはいいし、コンビネーションも悪くない」と万全を強調した。

 17日のホーム開幕戦では左サイドバックの山本脩がケガで離脱していたため、代役でベテランの金沢が先発フル出場。同ポジションは開幕から選手を固定できていない。宮崎は「まずはチームが勝つことだけれど、出場できたらしっかりアピールしたい」と、定位置奪取も狙っている。

 今日の試合は前節から中2日と強行日程のため連戦の金沢を温存し、復調の兆しを見せている宮崎がスタメン出場する可能性が高い。森下仁志監督(39)は「その時にベストの状態の選手を選ぶ」と話しており、宮崎は「早くヤマハのピッチに立って、勝利に貢献したい。特徴でもある攻撃的なところを見せたい」と力を込めた。【神谷亮磨】