鹿島DF岩政大樹(30)が“ナビスコ杯前哨戦”を逆手に取る。今日27日にホームで対戦する清水とは、1週間後の同杯決勝(11月3日、国立)と同カード。さらに、今季すでに2試合戦っている相手でもあるが、26日の練習後、岩政は「清水のメンバーが入れ替わっているから、対面するFWの特徴をつかむ上では大きい試合になる」とリーグでの勝利を目指す一方で同杯を見据えた。

 互いに手の内を見せざるを得ない状況だが、実戦の中からの情報収集で先手を取る。「相手の心理を先回りして考える。情報があった方が落ち着いて試合に臨める。セットプレーでも、布石を打っておこうかなと思っている」とニヤリ。同杯連覇に余念がない。