モロッコに勝ったイランの選手たちが、米政権のイラン核合意離脱と制裁再発動を受けてイランチームへのサッカーシューズ提供を中止した米スポーツ用品大手ナイキを非難した。

 ナイキは大会開幕直前に、制裁の再発動を理由に「米企業として、今回はイラン代表にシューズを提供することはできない」と表明していた。アンサリファルドは「ナイキがやったことは間違っている」と述べ、ジャハンバフシュ選手も「少し品位を欠いた行動だ」と不快感を吐露した。

 代表チームを率いるポルトガル人のケイロス監督は「政治とスポーツは別。イランの選手にも普通にサッカーを楽しんでもらいたい」と訴えた。