コロンビアがワールドカップ・ロシア大会初戦で日本代表に大番狂わせで敗れたことを受け、スペイン紙アス、マルカ両紙のコロンビア版は「コロンビア腹切り」と報道。MF香川真司(29=ドルトムント)の左足で放ったシュートがC・サンチェスの右腕に当たり、前半3分にレッドカードで1発退場したことと、PKを献上して同6分に先制を許したことを最大の敗因に挙げた。

 コロンビアの全国紙エル・ティエンポは「コロンビアに痛恨の一撃」、エル・ペディオリコ・デポルティボも「厳しいスタート。日本に破れたコロンビアはポーランド戦にすべてをかける」と悲観的に報じた。

 FWラダメル・ファルカオ(32=モナコ)は「チームは全力を出したが(前半)4分から1人少ない状態で戦うことはとても難しいもの」と肩を落とした。その上で「全てのことを自分たちはしたが、日本は後半良いプランで戦った。チームは気持ちを持って戦ったが、日本が勝利を手にした。落ち込まずに前を向いていかなければいけない。自分たちはミスを犯してしまった。未だ2試合残っている。ポーランド戦に全てをかけて戦わないといけない」と気持ちを切り替えた。

 また前半39分、同点に追いつくFKをたたき込んだMFフアン・キンテロ(25=リーベルプレート)は「まだ突破を決める2試合が残っている。負けたので今日はとても悲しい日。残り2試合に向けて頭を挙げないといけないし、ゼロから始めないといけない」とリスタートを強調した。