3大会ぶりに出場するポーランドはFWレバンドフスキが先発。4大会ぶりの出場となったセネガルもFWマネがスタメンと、両国のエースがともに先発出場した。

 最初にシュートを打ったのはセネガル。前半13分に約30メートルの位置からのFKをMFサネが直接狙ったが、ゴール左に外れた。18分にもカウンターからFWニャンが抜け出し、左足でシュートしたがゴール右に外れた。

 対するポーランドも反撃を開始する。前半20分に右サイドのクロスからチャンスを作るも、MFグロシツキのヘディングシュートは枠を捉えられず。同23分にはエースのレバンドフスキがペナルティーエリア外から左足で強引にシュートを放ったが、力のないボールはゴール右に外れた。

 試合が動いたのは前半37分、セネガルのニャンが自陣で浮き球のボールを奪って、すぐさまドリブルで敵陣に切れ込むと、マネを経由して最後はMFゲイがミドルシュート。これが相手DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。前半はセネガルが1-0で制した。

 後半はポーランドペース。後半5分に約20メートルの位置からFKを獲得すると、レバンドフスキが直接狙ったが、相手GKのファインセーブでゴールならず。6分後にも左クロスをDFピシュチェクがシュートを打ったが、枠外で決定機を逃した。

 難を逃れたセネガルは、相手のミスにつけ込んで2点目を決めた。不用意なバックパスをニャンが相手GKより早く触って抜け出し、無人のゴールに右足で決めて、貴重な追加点を挙げた。

 2点を追うポーランドは、またしても決定機を逃す。後半25分に右からのグランウンダークロスをFWミリクが左足で合わせたが、ゴール右に外れてしまい、反撃ののろしを挙げられず。それでも同41分、MFクリホビアクのゴールで1点を返した。

 試合は2-1でセネガルが白星発進。初戦で前回王者フランスを破って大金星を挙げた02年日韓大会に続き、またもや欧州の強豪を撃破して、1次リーグ突破へ大きく前進した。