初戦でアイスランドにまさかの引き分けとなったアルゼンチンは、欧州の強豪クロアチアに負ければ1次リーグ突破が遠のく正念場の一戦となる。アイスランド戦では、エースFWメッシに依存した戦い方が仇となり、勝ちきれず。「脱メッシ」にするのか、「メッシと心中」するのか、サンパオリ監督の采配にも注目だ。

 良いデータもある。メッシの国際Aマッチ初ゴールは、06年3月の国際親善試合クロアチア戦。3-2での勝利に貢献した。また、クロアチアとの直接対決は過去4度行われ、2勝1分け1敗と勝ち越している。

 プレッシャーがかかる試合となるが、FWディバラは「自分たちはプレッシャーのかかるビッグクラブでプレーしている。それについて議論する必要はない。ホルヘ(サンパオリ監督)と僕たちは、どうすべきか理解している。だからリラックスしているよ」と余裕のコメントを残した。

 一方で、クロアチアは初戦でナイジェリアを2-0で下して、幸先の良いスタートを切った。アルゼンチンに勝利すれば、条件次第では第2節での決トーナメント進出が決まる。

 ただ、不安要素がナイジェリア戦で起きた。ベンチスタートのFWカリニッチが負傷を理由に途中出場を拒否。ダリッチ監督は故障を理由として同選手を帰国されたが、追放に取られかねない。チーム内で動揺が起きていてもおかしくはない。

 ◆放送 日テレ 22日午前2時40分