ワールドカップ(W杯)も残すところ、フランス-クロアチアの決勝のみとなった。英紙ミラー(電子版)によると、フランス代表メンバーたちの夫人やガールフレンドがロシアに集結。チームの優勝を後押ししようと気勢を上げているという。

 驚いたのは、その中の1人に米女優パメラ・アンダーソンがいたこと。DFアディル・ラミ(32=マルセイユ)の彼女なのだという。

 えっ、ちょっと待って。筆者がアンダーソンについて記憶しているのは中学~高校時代によく聴いていた米ロックバンド「モトリー・クルー」のドラム、トミー・リーと結婚していたこと。その後、米歌手キッド・ロックと再婚したこと。それとハイレグ(死語?)の真っ赤な水着でライフガードを演じた人気テレビシリーズ「ベイウォッチ」での姿。

 どれもこれも現在40代半ばである筆者の青春時代の思い出だ。「じゃあパメラ・アンダーソンって、いったい何歳なの?」。失礼を承知で調べてみると、今月1日になんと51歳になったという。約20歳年下のサッカー選手をとりこにするなんて「あんた、すごいよ」と素直に感心してしまった。

 米ピープル誌(電子版)によると、ロシア入りしたアンダーソンの右手薬指には巨大な指輪がつけられており、これはカルティエのパンテール(ヒョウの意味)というリングで2万5000ドル(約275万円)もするという。いよいよ婚約したのかともうわさされている。

 一般的に日本人男性はロリコン気質があるといわれるが、フランス人男性はその逆。好きな女性の年代を聞くと、50代の女性がだいたい上位にくる。ラミもアンダーソンの大人の魅力にやられたのか。

 一方のラミは大食漢で、時々大きなげっぷをすることから「シュレック」という愛称もあるという。注目のカップルがハッピーエンドでW杯を終えることができるのか。ピッチ内外で興味深い。

【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)