マレーシア・サッカー協会は、同国で起きた北朝鮮の金正男氏殺害事件による両国の関係悪化を懸念し、3月28日に平壌で行われるアジア杯予選の北朝鮮戦について、アジア・サッカー連盟(AFC)と協議する方針を示した。24日、AP通信が伝えた。

 記者会見したマレーシア協会の事務局長は「チームの安全が保証されないと感じれば、AFCに連絡する。延期や中立地での実施などの決定を委ねる」と述べた。

 今回の事件を巡っては、遺体の引き渡しを求める北朝鮮がマレーシア警察の捜査を批判するなど両国の緊張関係が続いている。