スペイン2部テネリフェのマルティー監督はマジョルカ戦の前日記者会見で、MF柴崎岳(24)の全体練習の合流については未定であることを明かした。

 テネリフェ島になじめていない同選手は、19日に個人的な事情でクラブから許可を得てスペイン本土のバルセロナへ移動。22日に同島に戻り、23日には室内での個人練習を再開した。

 同監督は「少しずつ、焦ることなく(デビューに向けて)進めていきたい。それは柴崎だけでなく他のメンバーもそうだ。現在、グループへの適応へのプロセス段階であり、数日のうちにチームに合流することを目指しているが、現時点ではいつかというのは誰にもわからない」と、全体練習に合流する時期を決めず、徐々になじませることを明かした。

 柴崎の話題が中心となっているが同監督は「一番大事なのはグループだと話している。柴崎の置かれている状況は好ましいものではないが、一番大事なのはグループであると何度も話しているし、そのことを自分たちは一番に考えないといけない」とチームの話題に変えた。