--先週、1-4でエクセルシオールで負けた。その反省が前半に生きた?

 「うーん、相手によってモチベーションに差が出たりとかっていうのは、ほんとはいけないことだけど。でも、やっぱり首位相手になったら、自然と上がるし。みんな、良いプレーをしたいというよりも、目の前の相手に勝ちたいとか、フェイエノールトに勝ちたいという気持ちが先に出ていたと思うので。やっぱりサッカーって足元だけじゃないんだなって。気持ちが先なんだなっていうのは、プレーしながら感じていました。俺はいつも通りやったんですけど。周りの動きの量とか質で、俺のところが空いたと思うんですよ。モルテン(トルスビー)とか。足元は違いを生み出すことはできないけど、しっかり走るとか裏まで走って、でも、駄目だったらまたすぐ戻るとか。空中戦の競り合いとか、ペレ(ファンアメルスフォールト)も、モルテン(トルスビー)も、凄い頑張っていたし。そこでスッと俺がこぼれ球を拾うとか。それで(クサビのパスを)前につけるってことができたから、上手くいっていたんだと思うので。プロとして毎試合同じように臨むのが、プロなんですけど。まあ、サッカーも、人も、やっぱり生き物なので、波があるのはしょうがないので。それを、その波をなくしてできるだけ、ハイパフォーマンスをいつも出せるように。それは心がけてやりたいなと思います。

--2試合前のゴー・アヘッド・イーグルス戦で、マークに付かれて、何度かボールを突かれてて、試合後に同じ過ちはしないと反省していました。その課題は克服した?

 「前節も食われたのは1回、2回くらいで。食われるのも相手陣内だったし。今日は食われるどころか、振り向いてターンしてしっかりとプレーできていたし。何を変えたかって、首を降る回数を2回増やしました。いつもは、1、2(右、左)なんですけど。同じ方を2回ずつ今日は見るように。最低でも3回。受ける前を含めて。ボールを受ける最中にも首を振るというか。気配を常に察知する意識は、持って。それは練習から。ゴー・アヘッド・イーグルス戦の後の練習から、なんでもないただのパスコントロールの時も、2回3回首を振るっていうのは意識してやりました。普段から結構首を振る回数は多いんですけど。さらに多くというか。しかも何もを見るかまで。ただ振り返って敵を見るだけじゃなくて。何人いるのか、味方がどこにいるのか。キーパーの位置は、そういうところまでよく見るように意識はしています。でも、試合になると、すべてを見れているわけじゃないですけど。しっかりと空間は察知できているので。見るということを、分かっていても、また更に確認するということを意識してやりました。

--右左右左じゃなくて、右右、左左?

 「まぁ別に順番はなんでもいいんですけど。自分の体の向きなんで。(後ろに)センターバックがいて、(前に)攻めている時、半身になっていて。こっちは見えているから、逆は2回見ておかないと、そういう使い分け。ほんとに見えていない方、ここから敵が来たら嫌だなっていう方とか。ここに味方がいてくれたら良いなっていう方を見るというか。で、いなかったら、シンプルにリターンなのか、キープなのか。そこは俺の考えで。食われて自分的にもなんか、あんまり良くなかったなと思ってから2週間でだいぶ変わったので。意識次第で変われるんだなと。でも、勝っていないからなんとも言えないけど。その中でも収穫は常に得たいと思っているんで。それは出来ていると、評価したいなと思います。