レアル・マドリードは、主将のDFセルヒオ・ラモスが後半33分に一発退場となる中、最後まで勝利を目指して攻めた。そこを逆手にとられ、後半47分にカウンターからメッシに決勝点を奪われた。

 攻める姿勢を貫いたジダン監督は「3点目を決められると思っていた。冷静さを欠いたのではなく10人で攻めた場合にはリスクがあり、その代償を払った」と振り返った。FWベイルが前半途中で負傷退場した上に、エースFWロナルドが不発に終わったことも響いた。それでもクラブのレジェンドは「試合前に話したが、勝とうが負けようが今日の結果でリーガがきまることはなかった。もちろん、勝ち点3が欲しかった。ともかく、自分たちのすべきことは変わらないし今までしてきたことがゼロにはならない」。暫定ながら首位の座をバルセロナに譲ったが、国内タイトル奪取への意欲は衰えていなかった。