バイエルン・ミュンヘンがブンデスリーガ初の5連覇を達成した。

 この試合の直前に2位ライプチヒがインゴルシュタットと0-0で引き分け、残り3試合で勝ち点は63。勝ち点70の首位Bミュンヘンは勝利すれば優勝が確定するウォルフスブルク戦を6-0で圧勝し、勝ち点差10として27度目のマイスターシャーレを手にした。

 前半19分にDFアラバが左足でFKを直接決めて先制すると、同36分にはFWミュラーのマイナスのラストパスからFWレバンドフスキがフリーで決め、さらに同45分にもレバンドフスキが得点ランク単独トップに立つ28得点目を左足でたたきこみ、前半を3-0で折り返した。

 後半に入っても攻撃の手は緩めず、同21分にはFWロッベンが右からのカットインから左足のミドルシュートを決め、相手に退場者が出た直後の同35分にはFKの素早いリスタートから、レバンドフスキのシュートがポストにはじかれたところをミュラーが押し込んで4点目を奪い、同40分、カウンターからオーバーラップしたDFキミッヒが右足シュートでニアサイドを抜いてトドメを刺した。

 欧州CL準々決勝でレアル・マドリード(スペイン)に延長戦の末に敗れ、ドイツ杯準決勝ではドルトムントに逆転負けして決勝進出を逃した。就任1年目でタイトルを獲得したアンチェロッティ監督は「もちろん、この2週間は少しの後悔を持って過ごした。しかし、今はこのタイトルを喜びたい。そして来季への準備をしなければならない」と喜びを語るとともに、来季へ向けて気を引き締めた。