18年W杯ロシア大会の出場国32チームが15日に出そろった。

<W杯予選歓喜と涙>

 ◆全21大会出場 ブラジルは世界で唯一、第1回大会から全ての本大会に出ており、ロシア大会が21度目の出場となる。出場チームの中ではドイツ(西ドイツを含む)が17大会連続19度目、アルゼンチンが12大会連続17度目で続く。

 ◆優勝国の予選敗退 優勝4度を誇るイタリアが欧州予選プレーオフでスウェーデンに2戦合計0-1で屈し、60年ぶりに本大会出場を逃した。連続出場は14大会で途切れた。W杯優勝経験国の予選敗退は06年大会のウルグアイ以来。

 ◆久々の出場 1930年の第1回に出場したペルーは82年大会以来、実に9大会ぶりに出場権を獲得した。アフリカでエジプトは7大会ぶり、モロッコが5大会ぶりに返り咲いた。

 ◆初出場 欧州予選I組でクロアチアなどを抑えて1位となったアイスランドと、北中米カリブ海最終予選を3位で突破したパナマが念願の初切符を手にした。アイスランドは昨年の欧州選手権で8強入りした実力を持つ。

 ◆有力国が姿消す 前回大会の決勝トーナメントに残った16チームのうち5チームが予選で姿を消す波乱があった。3位のオランダをはじめチリ、ギリシャ、米国、アルジェリアが涙をのんだ。