5試合連続で先発出場したMF香川真司が今季4得点目を決め、ドルトムントがアウェーでヘルタと1-1で引き分けた。

 ドルトムントは後半1分、FWセルケに先制点を奪われたが、同26分、ペナルティーエリア左で17歳のMFサンチョが粘ってクロス。これをファーに流れた香川が倒れ込みながら頭で3試合ぶりのゴールをたたきこんで同点に追いついた。ブンデスリーガ公式サイトによるとリーグ史上2万点目のアウェーゴールだという。香川は「うまく(センタリングが)来たんで良かった」と喜んだが、チームは2試合連続で引き分けに終わった。「オバ(オバメヤン)が出てないんで、それを埋めるのはまた時間はかかりますし、そのためにはやり続けるしかないし、結果を頑張っていくしかない。ここ2〜3試合踏ん張りどころで次勝てるように調整したい」。

 シュテーガー監督は「前半は我々が使えるスペースが非常に少なく、最終ラインを突破することがうまくできなかった。後半に入り、ベターなプレーができるようになったが、この試合に勝利することもできたと思う」とコメントした。

 規律違反でウォルフスブルク戦をベンチ外となったFWオバメヤンはこの日もメンバー外。ヘルタFW原口元気もベンチ入りしなかった。

 ドルトムントは8勝6分け5敗の勝ち点30で暫定3位。ヘルタは6勝7分け6敗の勝ち点25で暫定11位。