フローニンゲンMF堂安律が試合のMVPに選ばれたが、チームはホームでNACと1-1の引き分けに終わり、今年に入り4分け2敗と依然として白星に恵まれない状況が続いている。

 堂安は左FWで先発したが、トップ下、右ウイングと自在にポジションを変え、献身的な守備も見せ出来としては良かった。そのためMVPにも選出されたのだが、1-0とリードした後半38分に放った左足シュートがクロスバーに嫌われ、これが入っていれば最高の結果となったはずだった。チームはその後の同41分に同点に追いつかれた。

 堂安は「悔しいですね。自分があと1点取れていれば、試合内容が変わっていたと思う。そこは反省したい。コンディションがすごく良いですし、90分通してこうやって高いパフォーマンスを出せ、ディフェンスもしっかり戦えて、出来て。ほんとにあとは結果だけだなとという、ほんとにそこは悔やまれます」と、勝ち点1に終わったことに苦渋の表情を見せた。後半21分のオウンゴールでの先制点の起点となったことについては、「得点に絡むというのは自分の特徴。最低限、1点目は出来たので良かった。成長しているという実感は感じます」と話した。

 フローニンゲンは5勝10分け10敗の勝ち点25で13位。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)