ワールドカップ(W杯)に臨むスウェーデン代表に“イブラヒモビッチ不要論”が出ていると、21日の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 スウェーデン代表に復帰してW杯出場に意欲を見せているFWズラタン・イブラヒモビッチ(36)について、フランス1部ギャンガンに所属する同国代表GKカール・ヨハン・ヨンソン(28)は「ズラタンはピッチ内外で利己的な選手」と話し、復帰について否定的な意見を述べた。

 スウェーデンのスーパースターであり、自身を「神」と評するイブラヒモビッチはW杯ロシア大会の欧州予選を前に代表から引退した。だが母国のW杯出場が決まると「W杯は、俺が出たいと思ったら出場する」など、念願のW杯出場に前向きなコメントを出している。

 だが、ヨンソンは「ズラタンはピッチ内でも外でも利己主義の選手だ。一方で、私たちは今、彼なしで団結している」と、イブラヒモビッチが加わることで、チームの和を乱しかねないと主張した。

 さらに「彼を招集するかどうかはアンデション監督の決めること」と前置きした上で「私たちは彼なしでW杯出場を決めた。もし、彼が入るなら、彼に合わせたシステムなどに変えなければならない。監督はそれを望んではいないと思う」と話している。