アトレチコ・マドリード(スペイン)が、DF酒井宏樹が所属するマルセイユ(フランス)を3-0で下し、11-12年シーズン以来6季ぶり3度目の優勝を果たした。FWグリーズマンが2ゴールを挙げる活躍を見せた。酒井宏はベンチ入りしたが出場機会はなく、札幌MF小野伸二がフェイエノールト(オランダ)時代の02年に前身のUEFA杯を制して以来、日本人2人目の制覇はならなかった。

 前半21分、マルセイユGKマンダンダからのパスをMFアンギッサがトラップミス。これをMFガビがすかさずダイレクトで前線へ送ると、走り込んだグリーズマンがGKをかわして左足で流し込み、ワンチャンスでAマドリードが先制に成功した。

 さらに後半4分、相手スローインからのこぼれ球を拾ったショートカウンターから、MFコケのスルーパスを受けたグリーズマンがドリブル突破し、飛び出してきたGKの頭上をふわりと越える左足のループシュートを決めて2点目を奪い、同44分にはコケのラストパスから、ガビがペナルティーエリア右45度から右足シュートを突き刺してトドメを刺した。