レスターFW岡崎慎司は、クラブでのプレーに集中する姿勢を語った。

この日はリーグ戦6連勝中と好調だったアーセナルが相手だった。気温9度と寒い中での一戦でベンチスタートだった岡崎は1-3の後半30分から途中出場も、無得点だった。リーグ戦では12戦連続で勝利がない敵地アーセナル戦という“鬼門突破”へ、幸先よいゴールが生まれたものの、力負けした。

岡崎は試合終了まで残り15分となった段階で、3人目の交代枠で出場。それでもプレー時間は今季の出場5試合の中でこの日が最長だった。チームでの厳しいポジション争いの中、攻守に駆け回った。後半ロスタイム5分はエースFWバーディーが体調不良でピッチを離れ、1トップに。空中戦に挑み、プレスにも奔走したが、ゴールを狙えるような場面は訪れないまま試合終了の笛が鳴った。

岡崎は試合後、「あのスコア(1-3)になってから(の出番)で、そこまでいかないとチャンスが来ないという現状ではある。チームの出来があまり良くない状態であれば、自分にも出るチャンスはあると思う。前半は良かったが、後半になると(パフォーマンスが)落ちるというのは、きれいにサッカーができるようになってはいても、うまくいかなくなった時にズルズルといってしまう傾向があるとも思う」と、自身とチームについて口にした。

6月のW杯ロシア大会で痛めた足首の状態は「もう90~95%」と話すなど上向いている。大会後は、まだ日本代表への招集がない。森保一監督が率いる日本代表は2度の活動で3試合を行い、若手の躍動で快勝を続けている。岡崎は代表戦は見たという一方で「あまり今は(代表での自分のことは)考えていません。ここ(レスター)で戦わないといけない状態だから。それだけです」と話し、現在4勝5敗と負けが先行しているチームの立て直しと自身のアピールを優先事項とした。

また一部ではDF長友佑都が所属するトルコ1部ガラタサライへの移籍のうわさも浮上したが、「それも全然考えていません」と話した。