消息不明となった軽飛行機に乗っていたFWエミリアノ・サラ(28)が、機内から友人に音声メッセージを送っていた。22日付の英紙デーリーメール電子版が報じた。

フランス1部リーグナントでリーグ5位の12得点を挙げて、カーディフへクラブ史上最高額となる移籍金1500万ポンド(約21億5000万円)で加入したばかりのサラは、21日の夜にナントからカーディフへ向かう飛行機に搭乗。離陸してから約1時間後に消息を絶った。

サラは機内から友人に向けて第一報となる音声データを送った。「バラバラになりそうな飛行機に乗っている」と、機体の異変に気づいたことを送った。その後に「もし1時間半以内に僕から連絡がなければ、捜索願を出すべきかわからない…。怖くなってきた」と、命の危機に直面している現状を伝えた。

墜落した機体はまだ発見されていない。父親のオラシオさんは「何が起こったのかわからない…。良いニュースがくることを願っている」と、息子の生存を祈った。また「カーディフへの移籍はサラにとって大きな1歩だった。いつも一生懸命がんばる少年だったよ。謙虚だったよ。何と言っていいのか」と話した。