元C大阪カカウ引退「興味深いオファーがなかった」

元C大阪FWカカウ(写真は2015年5月17日)

 元ドイツ代表で、日本でもC大阪でプレーしたFWカカウ(35)が引退を表明した。

 昨季はシュツットガルトのセカンドチームでプレーしたカカウは、独ビルト紙に「決断に至るまでには思っていたより長いプロセスがあった。本当に興味深いオファーがなかったというのもある。下部リーグや外国からのオファーはあったけど、それは思っていたのと違っていた。これからは家族のもとで生活したいと決断したんだ」と話した。

 今後については? と聞かれると「ニュルンベルクにあるESM(ヨーロピアン・スポーツ・マネジメント)アカデミーのスポーツマネジメント講座(通信教育)に申し込んだ。これまで培ってきた経験はスポーツマネジャーとして非常に価値あるものになると思う。でもそれを生かすには必要なセオリーを学ばないと。午前中は勉強のために時間をとる。期間は1年間」と説明した。

 その後はドイツ国内、国外のいくつかのクラブでクラブ運営の研修を受け、「将来的にはブンデスリーガで責任のあるポストにつけたらと思うよ」と目標を掲げた。