青学大の神野が“神”なら早大の安井は“人類最強”だ! 第92回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に向け、早大が23日、埼玉・所沢市内で練習を公開。新たな5区山登りのスペシャリストとして安井雄一(2年)が名乗りを上げた。

 市船橋高から早大に入学する時、渡辺前監督から「山を走れる」とお墨付きをもらった逸材だ。山はスタミナが重要と、この1年、1週間で平均200~250キロを走った。すでに「トップでタスキをもらい、途中、神野さんに抜かれるが、得意のラストスパートで抜き返す」とイメージトレーニングもバッチリだ。

 早大は、12年箱根で大学駅伝3冠に導いた渡辺監督が今年3月に退任。今季、相楽豊監督の新体制となった。過去、山を3回走った山本修平も卒業し、新たな山登りに安井が有力候補として躍り出た。「神にはなれないが、人類最強で登りたい」。安井の肩に、早大の復権がかかる。