陸上男子100メートルで桐生祥秀(21=東洋大)は、日本人初の9秒台を記録とはならなかった。

 決勝で10秒24(向かい風0・5m)をマークし優勝。伊東浩司が98年に記録した10秒00の日本記録には及ばなかった。

 準決勝では追い風1・8メートルの10秒15。終盤は流しながらのフィニッシュも好タイムを出していた。

 桐生はレース後のインタビューで「優勝できて良かった。リレー、200メートルも続くので、とりあえず勝てて良かった。(向かい風0・5)走っている瞬間に向かっているなと分かって、向かいかと思いました。(スタートでやり直し)特になかった。(大会は)まだ終わってないので、とりあえず大学生なので、リレーや200を全部勝って卒業したい。 普通にボチボチの走りが出来たのでまた海外などに行った時は、結果を出したい」と話した。