今季限りで引退する陸上男子短距離のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が19日、モナコで記者会見し、現役最後の大会としている世界選手権(8月4日開幕・ロンドン)は100メートルと400メートルリレーの2種目に出場し、4連覇中の200メートルは回避する考えを明らかにした。「目標はただ勝つこと。勝者のまま現役を退きたい」と意気込みを語った。

 ボルトは21日にモナコで開催されるダイヤモンドリーグのモナコ国際で100メートルに出場後、ロンドンでの大舞台に臨む。100メートルで優勝した6月の国際大会は背中に違和感を抱えて10秒06にとどまったが、ドイツで治療を受けて状態は上がっていると明らかにした。