あけましておめでとうございます! アン・シネです。今年もどうぞよろしくお願いいたします。一緒に、ゴルフを楽しみましょうね。さて「サランヘヨゴルフ」。新年第1回のテーマは「疲れを残さないコツ」です。年末から年始にかけてコンペが続いたり、飲みすぎたり、という皆さんも多いと思いますので、ぜひ読んでみてください。


「疲れを残さないコツ」は…
「疲れを残さないコツ」は…

忙しいビジネスマン、ビジネスウーマンの皆さんは、その合間を縫ってゴルフを楽しんでいらっしゃいます。つまり、バリバリにお仕事をした後、本来ならゆっくり休んでいるはずの休日に、コースに出てプレーしている、というわけです。で、プレーの翌日か、その次の日にはまた仕事。仕事で疲れたままプレーして、心は解放されても、今度はゴルフの疲れを残したまま、また仕事をすることになってしまうわけです。これは、よくない循環ですよね。

ワタシたちプロゴルファーの場合は皆さんと違って「ゴルフが仕事」。試合中は、3日間、あるいは4日間、競技で真剣にプレーをします。その前日にはプロアマ、さらにもう1日前には練習ラウンド…。週に5~6日はコースでラウンドしていることになります。疲れ方もみなさんとは大きく違いますが、疲れを残さないようにしなくてはならないのは皆さんと同じです。


バスタブに入らず、シャワーだけで済ませるのは問題外
バスタブに入らず、シャワーだけで済ませるのは問題外

ワタシが自分でやっている方法で、皆さんにもおすすめできるのが温冷交互浴です。めんどくさいから、時間がないからと言って、バスタブに入らず、シャワーだけで済ませる人も多いようですが、これは問題外。体はきれいになるかもしれませんが、疲れを取ることはあまりできません。必ずバスタブにお湯をためます。

準備が整ったら、まずは冷たいシャワーを浴びます。もちろん、いきなり頭から浴びたりせずに(そんな危険なことは絶対にしないでくださいね)、足元からゆっくり、かけていきます。体がなじんだら全身に浴びるのですが、決して無理せず、自分が冷たいと思う温度で構いません。1分くらいかけたら、ゆっくりと温かいバスタブにつかります。

これを何度も繰り返します。こうすることで交感神経(活動)と副交感神経(休息)のバランスが良くなる。言い換えれば、自律神経が整い、心身ともにリラックスして、血流がよくなります。疲れが取れて、翌日に持ち越さない、というわけです。ただし、持病があったり、体調の悪い時は決して無理をしないこと、これだけは約束してくださいね。

逆に、体に疲れを残してしまうのが、休日にだらだらと過ごしてしまうこと。自律神経のバランスがうまくいかなくなり、かえって疲れてしまうことになります。できれば、少しでも外に出て活動してください。だまされたと思って、ぜひ、やってみてくださいね。長い目で見ると、疲れが取れやすくなりますよ。



 ◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

 ◆撮影=河野匠

 ◆取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城・稲敷市)