女子ゴルフのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(21日開幕、宮城・利府GC)のプロアマ戦が20日、同コースで行われた。

前週マンシングウェア東海クラシックでツアー初優勝を飾った香妻琴乃(26=サマンサタバサ)は「LINEとか、インスタとか、メッセージをたくさんいただいて。400件くらいです。ゴルフ部じゃない同級生の子たちも見てくれてたんだなとビックリしました」と反響を語る。今週も会場入りすると選手や関係者から次々に祝福の声をかけられ、初Vの実感も湧いてきたという。

優勝した16日は、ともに横峯さくらの父良郎さんが主宰する「めだかクラブ」で腕を磨き、同様に今季ツアー初優勝を飾っている男子プロの出水田大二郎とかねて食事の約束をしていたが「『今度でいいよね』って断りました(笑い)」。急きょ原江里菜や有村智恵が開いてくれた祝勝会で喜びを分かち合った。

週明けの月曜日には東京・恵比寿のレッスンスタジオに出向いてパットの状態をチェック。「ちょっとまだ、フォローで詰まっている感じがある。ミスする時は緩んで右に出てしまうと相談したら、アドレスでつま先に体重がかかりすぎて詰まっている感じがある、と。スタンスを真ん中に取ることを意識すること、どういう風にイメージしたらちゃんとヒットして打っていけるかっていうのを教えてもらいました」と貪欲に課題に取り組んでいる。

今大会までの獲得賞金で決まるリランキングで上位に入り、後半戦の出場権を得られるかという瀬戸際にいた立場は一変した。「(スケジュールが定まって)心が少し軽い感じはしますけど“緩みすぎず”でいられています。自分のゴルフが良くなるように、いろいろ(試合で)試せる場があるのはいいなって思いました」。大事なホステス大会では、2年前に最終日最終組でプレーしている。「(5位で)優勝争いとは言えない悔しい思いをした。もっといい結果を出したい気持ちもあります」と力を込めた。