国内女子ゴルフの今季最終戦となるLPGAツアー選手権リコー杯は、22日から4日間、宮崎市内の宮崎CC(6471ヤード、パー72)で行われる。

21日にはプロアマ戦が開かれ、大会側が会見。本年度のチャンピオンを決めるにふさわしいコース設定にしたことを明かした。

今大会はフェアウエー横のラフを昨年から5ミリ長い80ミリに変更し、グリーン周りは最長100ミリに設定。原田香里大会実行委員長は「ドローとフェードボールの使い分けができなければ、攻略は難しい。バンカーも効果的で、砂質も重いです」と語った。

中野晶コースセッティング担当は、優勝スコアについて「(通算)8アンダーくらいを目標にしている」と明言。さらに同担当は「バック9は、前半はバーディーが取りやすいですが、14番からは『どうやってバーディーを取るの?』と考えなければいけない。真のチャンピオンを決めるトーナメントに仕上げました」と説明。終盤にドラマが生まれるコース設定にしているという。

今季の国内メジャーは申ジエが2度、元世界ランク1位のユ・ソヨンが1度と韓国勢が優勝を独占。今大会を見ても、日本勢の優勝は13年大山志保以来、遠ざかっている。

日本からは前週優勝の勝みなみら、黄金世代が4人出場。その1人である小祝さくらは「ベストを尽くして、上位で終われるように頑張りたい」。新垣比菜も「メジャーで優勝したいです」と気持ちを高ぶらせた。