18位から出た松山英樹(26=LEXUS)は、2バーディー、5ボギーの73と振るわず、通算6アンダー、274の51位で19年初戦を終えた。

パットで苦しみ、出だしの1番から連続ボギー。7、8番でもボギーをたたき、後半も盛り返せず、順位を落とした。27位から出た今平周吾は33位だった。稲森佑貴は64位、星野陸也は67位。マット・クーチャー(米国)が通算22アンダーで今季2勝目、ツアー通算9勝目を挙げた。

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上位を視界にとらえて最終日を迎えた松山が、パットに苦しみ失速した。前日は18位まで浮上し「トップ10も狙える位置にいる」と意欲を見せていたが、5ボギーで自滅。19年の初戦を良い形で終えられず「自分の問題。何もかもがだめだった」と悔しさをにじませた。

スタートのつまずきで流れを失った。1番で3パットすると2番でも1メートル強のパーパットを外して痛恨の連続ボギー。勢いをつけるはずの前半でチャンスをつぶし、上位進出を逃した。大会中、グリーンの硬さに戸惑う選手も多かったが「パッティングがなかなかアジャストできなかったので、その結果ショットにも影響があった。それを立て直すくらいの状況ならスコアを伸ばせるが、まだそこまでのレベルにはいっていない」と言い訳はしなかった。

過去5度の出場で予選通過は2度だけ。苦手なコースを克服できなかったものの次戦、米サンディエゴで行われる24日開幕のファーマーズ・インシュアランス・オープンに向けて手ごたえをつかんだのも確か。「今週良いところもあったので、これを1週間しっかりつくり上げたい」と前を向いた。【松末守司】