SP首位の羽生結弦(21=ANA)がフリーで183・73点、合計286・36点で、大会4連覇を飾った。

 試合後のインタビューは以下の通り。

 -おめでとうございます

 羽生 ありがとうございます。優勝という結果には、本当に本当に皆さんの声援のお陰だと、声援のたまものだなと痛感しています。

 -フリーを振り返って

 羽生 今はもう、メラメラと悔しい思いがわき上がってます。それも自分らしいかなと思いますし、また、次に向けて、次どの試合になるかというのは決定ではないですけど、自分の中では、世界選手権に向けて、気持ちを切り替えて、やっと本当の練習が出来るなと、今ある意味ではホッとしているとこもあります。

 -4年間、トップに立ち続けたことは難しいことだが

 羽生 そう言ってもらえるのは、うれしいことですし、実際に誇っていける結果だとは思っています。ただ、このフィギュアスケートというのは、結果だけでなく内容とか表現とか、また人の心に残るとか、そういうことも非常に大事なことだと思っているので、今日はたまたま、皆さんがパーフェクトな演技だとか、すばらしい演技とかが、(SPとフリーの)そろった演技が無かったからこそ、自分がいい条件で勝てたというのがあるのですけども、自分の中では勝ったと思っていません。また頑張ります。

 -札幌の会場は、3年前に初めて全日本選手権を制した場所

 羽生 立ち位置はもう3年前とはという風に比較するも、ソチオリンピックからというな感覚があるのですけど。それよりまず、サルコーが決めれるようになった事、それが3年前の自分と比べてみたら、大きな進歩だと思います。

 -過酷な1ケ月間だったが、この3連戦で得た収穫

 羽生 大変でしたですけれども、また、来年の話になってしまいますけど、来年の全日本では、このような演技はしたくないなと思っています。