リオデジャネイロ五輪のメダリストらが25日、東京都内で文部科学相の顕彰・表彰式に出席し、女子個人種目で五輪史上初の4連覇を達成したことで特別表彰されたレスリング女子58キロ級の伊調馨(ALSOK)は「スポーツ界の発展に少しでも貢献できるよう、さらなる向上を目指して精進したい」とあいさつした。

 金メダリスト16人を含むメダリストは五輪優秀者として、その指導者はスポーツ功労者として顕彰された。日本選手団の主将を務めたレスリング女子53キロ級銀メダルの吉田沙保里は「金が一番良かったが、悔いはない」とさっぱりとした様子で話し、陸上男子400メートルリレーの銀メダルに貢献したケンブリッジ飛鳥(ドーム)は「(東京五輪は)リレーで金メダルを取れればいいし、個人種目もメダルを狙えたら」と新たな目標を掲げた。