昨年9月に右肘を手術した競泳男子のリオデジャネイロ五輪400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22=東洋大)が21日、成田空港からスペインでの合宿へ出発前に取材に応じた。

 現地で手術後では初となるレースに出場する。有力選手は出場しない小さな大会だが、復帰戦となる。右肘の回復も順調で「試合に出られる喜びを感じながら、レースに臨みたい。4月の日本選手権前、最後の試合でもある。悔いのないようにしっかり追い込んで、自信を持って日本に帰ってきたい」と語った。

 2000メートル以上の高地での合宿からは3月31日に帰国予定。約5週間の長期遠征になる。「長すぎますね。日本食が恋しくなると思います」と笑顔。4月の日本選手権に向けては「刺激的なタイムを出したいと思います」と完全復活を誓った。