世界5位で第1シードの錦織圭(27=日清食品)が、まさかの1回戦敗退だ。同76位のトマス・ベルッシ(ブラジル)に4-6、3-6のストレートで敗れた。錦織の初戦敗退は15年全米でペア(フランス)に敗れて以来約1年半ぶり。

 ◆錦織の初戦敗退 09年に右ひじの手術を受けて1年近く実戦を離れ、10年4月に世界ランクが消滅した。11年年頭に100位に復帰して以降、124大会に出場し、初戦敗退は18大会しかない。それも、半分近い8大会が11年で、トップ10に定着した14年以降は今大会を含めて4大会だけ。特に昨年は初戦敗退がなかった。現在のトップ10で昨年、初戦敗退がなかったのはマリー、錦織、フェデラーの3人。フェデラーは、6月のウィンブルドン以降、左ひざのケガのため欠場しており、1年を通して見ると錦織とマリーだけだった。