19年W杯への第1歩を踏み出す。スーパーラグビー(SR)参戦2年目の日本チーム、サンウルブズは今日25日、東京・秩父宮で昨季王者のハリケーンズ(ニュージーランド)との今季初戦を迎える。24日は会場で最終調整を行い、先発のフッカー堀江が「昨年とは別チーム。試合では1秒1秒を大切に勝ちにいく。早い時間で相手の弱みにつけこんでパニックにさせたい」と意気込んだ。

 初戦は主力のSH田中や共同主将のCTB立川らがけがなどで欠場。SH内田らの若手がSRデビューする。昨季主将の堀江は「若手は19年W杯に向けた経験になる。強敵相手でも立ち向かう姿勢が重要」と強調。

 課題もある。昨季からの弱点であるFWのスクラム強化が万全ではない。堀江は「30~50(%)もいっていない」と指摘する。準備は万全でないが相手にとって不足なし。新生サンウルブズの今季を占う一戦となる。【峯岸佑樹】