女子48キロ級の渡名喜風南(帝京大)は全4試合を一本勝ちで制し「結構動けていた。自分の柔道ができた」と優勝に満足そうだった。

 ヤマ場とみていた準決勝は苦手なタイプの選手に反則勝ち。決勝も得意の寝技に持ち込み、わずか53秒で勝利した。

 次の目標は今夏の世界選手権(ブダペスト)の最終選考会を兼ねた4月の全日本選抜体重別選手権。2015年世界ジュニア選手権で優勝した21歳の実力者は「世界選手権に向けても絶対に勝たないといけない」と早くも気を引き締めた。