スピードスケート女子短距離陣エースの小平奈緒(30=相沢病院)が「無休」で五輪イヤーを駆け抜ける。27日、長野・松本市内で、所属する相沢病院主催のシーズン報告会に出席。職員、患者ら約200人を前に「来年の2月はたくさんの人を笑顔にしたい」と平昌五輪での活躍を誓った。

 昨年10月からの約半年で、500メートルは15レース全勝。国内外の主要タイトルを総なめにする活躍も、満足はしていない。最終戦から約2週間がたったが、実質的なオフは例年よりも短い2日間だけ。すでに本格練習再開に備えて体を動かし始めており、4月からは陸上練習を再開し、ヨガやピラティスを取り入れることも検討しているという。勝負の1年に「けがに気をつけつつ、細胞レベルで高めていきたい。500メートルの最後の100メートルと一緒で、五輪も駆け抜けていきたい」と言葉に力を込めた。