全日本柔道連盟(全柔連)の評議員会が29日、都内で行われ、18年グランドスラム(GS)東京が大阪で開催される可能性があることが明らかになった。

 評議員会後、全柔連の中里壮也事務局長は18年GS東京について「(会場となる)東京体育館の改修工事の都合で、都内での会場探しは難しいと思っている。大阪は1つの案であり、これから国際柔道連盟(IJF)の了解を取らないといけないし、最終的にはIJFが決める。現段階では、GS大阪になるのか、GS東京になるのかは分からない」と話した。

 GS東京は09年に始まり、毎年12月に東京体育館で行われる国内唯一の国際大会。IJF主催でワールドツアーの一環とされる。20年東京五輪・パラリンピックで卓球会場となる東京体育館は、18年12月は改修工事期間とされ、それに伴い大阪案が浮上した。

 また、全柔連は今夏の世界選手権(ブダペスト)では、男女合わせて金メダル7個以上の目標を掲げた。4月1、2日には世界選手権の代表選考会を兼ねる全日本体重別選手権(福岡国際センター)が行われる。