東地区3位の千葉ジェッツが102-61と最下位の仙台89ersに圧勝した。

 千葉は激しい守備と、素早いパス回しからの効果的な3点シュートで仙台を圧倒。41点という大差をつけた。

 司令塔の富樫勇樹(23)は、10得点5アシスト。ピック・アンド・ロールを巧みに使って効果的なパスを配給。要所で3点シュート2本を沈め、観客を沸かせた。ベントメンバーも含め全員が出場した千葉は、アームストロングの20得点を筆頭に、6人が2ケタ得点と爆発した。

 試合前には千葉の招待で富樫の父英樹さん(54)が監督を務める新潟・開志国際高が、エキシビションマッチで千葉の強豪・市船橋に78-76で勝利。白熱した接戦に、こちらも観客の大声援を受けていた。

 同じコートで親子がともに勝利を挙げ、富樫は「父も仕事で、なかなか試合を見に来れないので、チームにこんな機会をつくってもらい感謝している。bjのときは、父が来ると負けていた。天皇杯とチャンピオンシップの2冠を取って、喜んでもらいたい」と話していた。英樹さんは「今シーズンは初めて来ました。息子はサイズがないので、人の何倍も努力してきた。東京五輪を目指してやってくれれば。体が小さいので、同じような子どもたちの目標になるように頑張ってほしい」と話していた。