女子テニスの元世界ランキング1位でドーピング違反によって1年3カ月の資格停止処分を受けたマリア・シャラポワ(ロシア)が、復帰戦となるポルシェ・グランプリ(24~30日・シュツットガルト=ドイツ)のシングルス1回戦で世界35位のロベルタ・ビンチ(イタリア)と対戦することが決まった。大会主催者が23日までに発表した。

 主催者推薦でエントリーした30歳のシャラポワは準々決勝で敗退した昨年1月の全豪オープン以来の実戦で、26日から試合への復帰が可能となる。

 昨年1月の全豪での検査で禁止薬物のメルドニウムに陽性反応を示し、国際テニス連盟(ITF)から2年間の資格停止処分を受けたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えて処分期間が短縮された。