バスケットボール女子日本代表候補の強化合宿が25日、都内のNTCで行われた。

 今回は、7月23日からインドで開催されるアジア杯へ向けたもので、米国WNBAでプレーの渡嘉敷来夢を除く、リオ五輪代表10人を含む18人が招集された。

 トム・ホーバス新ヘッドコーチは、ディフェンスなどの基本練習を時には厳しい言葉を浴びせながら指導した。新主将には、リオ五輪でも主将を務めた吉田亜沙美を指名。

 30日からの米国遠征を前に、メンバーを15人に絞り、5月24日からは欧州遠征も予定されている。

 ホーバスHCは「リオ五輪に出た選手も加わって、バスケットのレベルはとても上がっている。アジア杯のメンバーは12人になるが、米国遠征前に15人に絞って、その15人を長く見たい」と話した。

 主将の吉田は「リオ五輪が終わったあとに、もうやりきった感があった。集大成だと思ってやったので、終わったあとは目標がなくなった。そんなときにトムと話して、自分を必要としてくれるのであれば、期待に応えたいと気持ちが変わった。リオでメダルを取れなかった分、東京でそれを取り返しに行く」と、新たな決意を語っていた。